【生物物理実験】
(Experiments in Biophysics)
[物理学科 3群 必修 科目(配当年次: 第3学年 ) ]
 
単  位:1単位 単位認定者: 川﨑健夫
授業期間: 前期  30コマ 科目分担者: 稲田妙子 山村滋典
授業形態: 実習  集中
 
授業の目的

生物物理学的手法として重要な閃光光分解法およびX線回折法について、実験を通じてその原理を理解するとともに、実践的な技術として修得する。閃光光分解法については、過渡現象の捉え方を学ぶ。X線回折法については、結晶化およびX線回折測定実験を通じて、高次構造の決定法として不可欠な手段である回折法の理解を深める。

教育内容

閃光光分解法については、生体分子の光反応をマイクロ秒の閃光装置を用いて追跡し、過渡現象の解析法を修得する。X線回折法については、タンパク質の結晶化を行うとともに、タンパク質および無機物のX線回折強度の測定、解析を行い、構造解析の基礎となる結晶学的パラメーターの決定を通してX線回折法への理解を深める。

教育方法

装置および測定方法についての講義の後、実際に装置を用いて測定を行い、この結果を解析し、レポートにまとめる。レポートの書き方についても指導する。

 
講義内容(シラバス)
項  目 担当者 授業内容

1回 〜3回

測定装置と原理

川﨑、稲田、山村

研究の進め方、閃光光分解法およびX線回折法の装置および原理についての説明

4回 〜9回

閃光光分解法(Ⅰ)

稲田、山村

光反応の閃光光分解法による測定を行う

10回 〜15回

閃光光分解法(Ⅱ)

稲田、山村

測定結果を解析し、レポートにまとめる

16回 〜21回

X線の回折(Ⅰ)

稲田、山村

タンパク質の結晶化および無機物、タンパク質のX線回折強度測定

22回 〜27回

X線の回折(Ⅱ)

稲田、山村

測定結果を解析し、レポートにまとめる

28回 〜30回

まとめ

稲田、山村

実験内容の理解の確認

 
到達目標

光反応過程における逐次構造変化を実験を通して理解する。また、過渡現象の解析法を身につける。
蛋白質の結晶化を通して、蛋白質結晶の取り扱いを学ぶ。X線回折強度測定を行い、結晶の対称性とX線回折現象への理解を深める。

評価基準

評価は、実験への取り組み、実験ノート、レポートの総合評価とする。

準備学習
(予習・復習)

実験書を予め良く読んで、実験に臨むこと。また、実験結果に対し、多面的な考察を行うこと。

その他

物理学特別実験演習(3年次後期必修)が関連科目としてある。

 
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教科書 テキストを配布する
参考書 (なし)