【基礎生物学I】
(Biology Ⅰ)
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[化学科
2群 必修 科目(配当年次:
第1学年 )
] |
単 位:2単位 | 単位認定者: 太田安隆 高松信彦 |
授業期間: 前期 15コマ | 科目分担者: |
授業形態: 講義 週1コマ |
授業の目的 |
生命現象を理解するため,生命科学の基礎的な知識を身につけることを目標とする。 |
教育内容 |
生体を構成する成分,代謝とエネルギー,遺伝子とその発現について分かりやすく講義し,生命科学の基本を理解できるようにする。 |
教育方法 |
板書を多用する講義を行う。必要に応じて,学生の理解を深めるため,講義内容を図示したプリントを配布し,パワーポイントによる講義内容の復習を行う。 |
講義内容(シラバス) |
回 | 項 目 | 担当者 | 授業内容 |
1回 |
細胞とは |
太田 |
細胞小器官,光学顕微鏡,電子顕微鏡,細胞分画法,培養細胞について学ぶ。 |
2回 |
細胞の化学成分(1) |
太田 |
化学結合,水の性質について学ぶ。 |
3回 |
細胞の化学成分(2) |
太田 |
糖,脂質について学ぶ。 |
4回 |
細胞の化学成分(3) |
太田 |
アミノ酸について学ぶ。 |
5回 |
タンパク質の構造と機能(1) |
太田 |
タンパク質の階層的構造について学ぶ。 |
6回 |
タンパク質の構造と機能(2) |
太田 |
酵素について学ぶ。 |
7回 |
タンパク質の構造と機能(3) |
太田 |
タンパク質解析法について学ぶ。 |
8回 |
遺伝子発現と核酸 |
高松 |
核酸の構造について学び,遺伝情報の流れを理解する。 |
9回 |
DNA |
高松 |
DNAが遺伝物質であることの実験的証明について学ぶ。 |
10回 |
DNAの構造と複製様式 |
高松 |
DNAの半保存的複製の実験的証明について学ぶ。 |
11回 |
複製の仕組み |
高松 |
DNAの複製機構について分子レベルで学ぶ。 |
12回 |
転写 |
高松 |
RNA分子の種類について学び,原核生物と真核生物の転写の機構の共通性・相違点について理解する。 |
13回 |
翻訳(1) |
高松 |
翻訳の機構について学ぶ。 |
14回 |
翻訳(2) |
高松 |
遺伝暗号の解明について学ぶ。 |
15回 |
まとめ |
太田 |
全体の確認と復習 |
到達目標 |
生命科学を身近に感じ,生命現象を分子レベルで思考する能力を養うことを目標とする。 |
評価基準 |
期末に実施する試験で評価する(100%)。 |
準備学習 (予習・復習) |
教科書の該当する項目を読んで予習するとともに,教科書,配布プリントや講義ノートを参考にして前の授業の内容を理解し,次回の講義に備える。 |
(書 名) | (著者名) | (出版社名) | (定価) | |
教科書 | ビギナーズ生物学 | 太田安隆・高松信彦 | 化学同人 | 2,808円 |
参考書 | (なし) |