【転写制御学】
(Transcriptional Regulation)
[生物科学科 3群 必修 科目(配当年次: 第3学年 ) ]
 
単  位:2単位 単位認定者: 高松信彦
授業期間: 前期  15コマ 科目分担者:
授業形態: 講義  週1コマ
 
授業の目的

生命現象は基本的に遺伝子発現によって制御されている。本講義では,遺伝子の構造と転写制御に関して,分子生物学的解析手法も含めて学ぶことにより,遺伝子の発現制御機構について理解することを目標とする。

教育内容

分子生物学,遺伝子工学の講義内容の理解を前提として,原核生物および真核生物の遺伝子の構造と発現制御機構について講義する。古典的な研究から最新の知見まで,実験手法も含めて,解明の経緯などについて紹介する。

教育方法

配布プリントに基づき,パワーポイントと板書を用いて講義を行う。

 
講義内容(シラバス)
項  目 担当者 授業内容

1回 〜2回

原核生物の遺伝子発現制御(1)

高松

lacオペロンの転写制御機構について学ぶ(1)。

2回 〜4回

原核生物の遺伝子発現制御(2)

高松

lacオペロンの転写制御機構について学ぶ(2)。

3回

原核生物の遺伝子発現制御(3)

高松

trpオペロンの転写制御機構について学ぶ(1)。

4回 〜8回

原核生物の遺伝子発現制御(4)

高松

trpオペロンの転写制御機構について学ぶ(2)。

5回 〜11回

原核生物の転写

高松

RNAポリメラーゼとプロモーターについて学ぶ。

6回 〜14回

真核生物のRNAポリメラーゼ

高松

真核生物のRNAポリメラーゼの精製について学び,転写における基本転写因子の役割を理解する。

7回

真核生物の転写(1)

高松

RNAポリメラーゼⅠによるrRNA遺伝子の転写制御について学ぶ。

8回

真核生物の転写(2)

高松

RNAポリメラーゼⅢによるtRNA遺伝子の転写について学ぶ。

9回

真核生物の転写(3)

高松

RNAポリメラーゼⅡによるmRNAの転写について学ぶ。

10回

真核生物の転写制御機構(1)

高松

遺伝子発現における転写レベルでの制御の重要性を理解し,転写開始点の決定方法を学ぶ。

11回

真核生物の転写制御機構(2)

高松

プロモーター領域の解析について学ぶ。

12回

真核生物の転写制御機構(3)

高松

転写制御因子の解析について学ぶ。

13回

真核生物の転写制御機構(4)

高松

クロマチンレベルでの転写制御について学ぶ(1)。

14回

真核生物の転写制御機構(5)

高松

クロマチンレベルでの転写制御について学ぶ(2)。

15回

まとめ

高松

全体の確認と復習

 
到達目標

遺伝子の構造と転写制御機構及びその分子生物学的解析手法について体系的に学習することにより,卒業研究などにおいて問題解明に必要な実験的アプローチを自分で考案できるようにする。

評価基準

期末に実施する試験で評価する(100%)。

準備学習
(予習・復習)

配布プリントを参考に,教科書の関連する項目を読んで,前回の講義内容を復習・理解し,次回の講義に備える。

 
  (書  名) (著者名) (出版社名) (定価)
教科書 細胞の分子生物学 第6版 Bruce Alberts他 中村桂子・松原謙一監訳 ニュートンプレス 24,084円
参考書 (なし)