【有機化学II】
(Organic ChemistryⅡ)
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[生物科学科
3群 B選択 科目(配当年次:
第2学年 )
] |
単 位:2単位 | 単位認定者: 土屋敬広 |
授業期間: 後期 15コマ | 科目分担者: |
授業形態: 講義 週1コマ |
授業の目的 |
前期の有機化学Iに引き続き、多官能性有機分子について学習した上で、生命現象に直接関係する分子を取り扱うことにより、生命現象を分子の科学としてとらえる素養を身につける。 |
教育内容 |
シクロアルカン、アルケン、アルキン、芳香族および含ハロゲン化合物の命名法、構造、性質、合成、反応について、立体化学も含めて解説した後、有機合成化学の基礎を解説し、生体関連物質の構造、生体内での役割(反応、機能)について理解出来るようにする。 |
教育方法 |
板書を中心とし、プリントも併用する。 |
講義内容(シラバス) |
回 | 項 目 | 担当者 | 授業内容 |
1回 |
シクロアルカン1 |
土屋 |
シクロアルカンの立体構造 |
2回 |
シクロアルカン2 |
土屋 |
置換シクロアルカンの立体異性体 |
3回 |
アルケン |
土屋 |
アルケンの生成 |
4回 |
アルケン |
土屋 |
アルケンの反応 |
5回 |
アルキン |
土屋 |
アルキンの生成と反応 |
6回 |
芳香族化合物1 |
土屋 |
芳香族性と求電子芳香族置換反応 |
7回 |
芳香族化合物2 |
土屋 |
ベンゼン環への置換基効果 |
8回 |
芳香族化合物3 |
土屋 |
多置換ベンゼンの合成 |
9回 |
前半のまとめ |
土屋 |
講義1-8回のまとめ |
10回 |
鏡像異性体1 |
土屋 |
光学活性体とその表記法 |
11回 |
鏡像異性体2 |
土屋 |
光学分割と不斉合成 |
12回 |
ハロゲン化合物1 |
土屋 |
ハロゲン化合物の合成 |
13回 |
ハロゲン化合物2 |
土屋 |
ハロゲン化合物の反応:置換反応 |
14回 |
ハロゲン化合物3 |
土屋 |
ハロゲン化合物の反応:脱離反応 |
15回 |
まとめ |
土屋 |
全体の確認と復習 |
到達目標 |
さまざまな多官能性分子の立体構造、反応性の基本を理解することにより、複雑な生体関連物質の一般的性質が予測でき、生命現象を分子論的に考察する素養を身につける。 |
評価基準 |
筆記試験(中間・期末)の結果を総合し評価する。授業と授業内演習への積極的参加は加点対象とする。出席状況に応じて減点する場合がある。 |
準備学習 (予習・復習) |
配布プリントに沿って講義を行うので、事前に該当する項目を読むなどして予習すること。 |
その他 |
有機化学I(前期・土屋)を選択・履修していることが望ましい。 |
(書 名) | (著者名) | (出版社名) | (定価) | |
教科書 | プリントを配布する | |||
参考書 | フレッシュマン有機化学 | 小林啓二 | 裳華房 | 3,024円 |