【微生物化学】
(Microbial Chemistry)
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[化学科
3群 A選択 科目(配当年次:
第3学年 )
] [生物科学科 3群 B選択 科目(配当年次: 第3学年 ) ] |
単 位:2単位 | 単位認定者: 塩見和朗 |
授業期間: 前期 15コマ | 科目分担者: 松本厚子 |
授業形態: 講義 週1コマ |
授業の目的 |
微生物の生態や構造、微生物代謝産物である抗生物質の化学構造、作用、生合成、耐性機構やその探索方法について学ぶ。 |
教育内容 |
微生物とその代謝産物の講義であり、応用微生物学、天然物化学、化学療法学の領域を学ぶ。 |
教育方法 |
パワーポイントを中心に講義する。主要な図はプリントとして配布する。 |
講義内容(シラバス) |
回 | 項 目 | 担当者 | 授業内容 |
1回 |
感染症と抗生物質 1 |
塩見 |
抗生物質の発見と抗細菌抗生物質 |
2回 |
感染症と抗生物質 2 |
塩見 |
抗細菌抗生物質の構造と作用機序 |
3回 |
微生物の発見 |
松本 |
微生物の発見から応用までの概要 |
4回 |
抗生物質の薬剤耐性 1 |
塩見 |
細菌の薬剤耐性とその対策 |
5回 |
環境微生物と発酵 |
松本 |
環境中の微生物とその利用 |
6回 |
抗生物質の薬剤耐性 2 |
塩見 |
細菌の薬剤耐性と新薬の研究 |
7回 |
抗生物質の探索 |
松本 |
微生物の代謝産物を用いた抗生物質の探索例 |
8回 |
天然化合物と薬 |
塩見 |
さまざまな天然化合物から作られる薬 |
9回 |
微生物の多様性 |
松本 |
微生物の生態、構造、機能、進化と分類 |
10回 |
癌の治療薬 |
塩見 |
制癌抗生物質 |
11回 |
微生物機能の多様性 |
松本 |
微生物機能の多様性とその応用 |
12回 |
免疫抑制剤・薬の生産工場としての微生物 |
塩見 |
免疫抑制作用を持つ抗生物質・抗生物質の生合成 |
13回 |
虫に効く抗生物質 1 |
塩見 |
殺虫抗生物質 |
14回 |
難培養微生物の探索 |
松本 |
難培養微生物の探索とその有用性 |
15回 |
虫に効く抗生物質 2 |
塩見 |
抗寄生虫抗生物質 |
到達目標 |
微生物機能の多様性を理解し、代表的な抗生物質の種類・活性ならびに選択毒性について説明できる。 |
評価基準 |
評価は毎回のレポートで判定する。なお欠席は減点する。 |
準備学習 (予習・復習) |
毎回、主要な図はプリントとして配布するので、復習に役立てて次回の授業に備える。 |
(書 名) | (著者名) | (出版社名) | (定価) | |
教科書 | (なし) | |||
参考書 | 化学療法学−病原微生物・がんと戦う−改訂第2版 | 大村 智 監修 | 南江堂 | 5,940円 |